起業して燃え尽きないためにできる2つのこと

落ち込んだ女性

経営者になると、本来やりたいと思って始めたこととは、「別の仕事」もやることになります。


それが面倒で、時間がかかるといった程度ならまだ良い方ですが、小さなダメージが気付かないうちに蓄積して、起業した時の情熱が保てず、燃え尽きてしまう人がいます。

あなたがそうならないように、2点だけ策を挙げてみました。

「別の仕事」とは?

例えば、音楽教室をスタートしたとして、楽器の演奏や音楽について生徒さんに教えるのは大好き。

でも、スケジュール管理、お金のやりとりとか未納の督促、経理など付随した仕事も増えます。

あるいは、プログラミングが大好きで大得意。でも開発の仕事を始めたら、客先での会議とか、エンドユーザーサポートの電話とか、そういう仕事も増えます。

意気揚々と始めても、段々仕事が増えるにつれて、自分としてはそれほど楽しくも無い仕事も増えていくでしょう。

大問題なのは、その中に、楽しくないどころか、どうしても「やりたくない」仕事が入っている場合です。人によってはそのストレスは無視できないレベルにまで達します。

起業家にとってはその仕事が全てである

嫌な仕事も、楽しいと思っている仕事と必ずセットで発生します。

自分が大好きで始めた仕事やその情熱まで、関連して曇ってしまわないよう、注意が必要です。


「大好きなことを仕事にした私にとって、その仕事はとても大きな存在だ。なぜなら、私にはそれしかないからだ。」
F1レーサー アイルトン・セナ


大好きな仕事と、自分の情熱を武器にして、世の中と関わり合えるのは、この上なく素敵なことだと思います。

しかし、自分のアイデンティティーをむき出しの状態で世の中にさらしていることも忘れてはいけません。

「自分らしい生き方をしたい。そして自分の情熱を社会の中で役立てたい」、そう思って起業するなら

文字通り、あなたは、「あなたとして」社会と接することになる。

どこかの会社の名刺や看板を通じてでは無い。

この点をしっかり意識していないと、大好きな仕事で独立起業したはずなのに

どうも楽しくない。
最初はかすかな、違和感から始まり・・・

そのうち、「色々大変なことがあるけど、大好きなことで起業出来たんだから・・・楽しいよね!?」
自分に言い聞かせるようになり・・・

契約が増えるのは嬉しいけど、売れたら売れたで、嫌な仕事も増える・・・
営業にも身が入らない・・・

そうやって気付けば燃え尽きている。

そうなる前に、違和感を感じたら何かがおかしい証拠だと思って、その原因をじっくり探って下さい。


大好きな仕事の陰に、どうしても好きになれない仕事や、繰り返し発生して精神と体力を消耗させてしまうような仕事があるのではないでしょうか?


あなたは経営者として、プロとして、世の中に価値を届ける人です。
あなたが自分の仕事を嫌いになってしまったら、世の中にとっては大きな損失です。


自分のためにも、明日の世界のためにも、プロのスポーツ選手のように、すこしの違和感も無視すること無く、原因を究明し、自分と自分の事業をメンテナンスして育てていく必要があります。

そのための策として、今回は2点挙げたいと思います。

1:全力で仕組をつくって、人に任せる

自分がどうしても好きになれない仕事については、誰かを雇う、外注するなどの方法で、自分と切り離していくこともできます。
もちろん、丸投げするのではなく、自分が責任をもって仕事の仕組を考えるということです。


例えば、マニュアルを書く、システム化するなどの方法で、あなたの思考の分身を作ることを目指します。
「あと一回だけやれば、もうこの仕事は誰かに任せられる」と思って、全力で仕組み作りをして下さい。


不思議なことに、イヤだと思いながらも、当事者として一番うまくその仕事が出来るのは創業期なら社長です。


要するにあなたです。


だからどうしても、この段階は自分でやらなければいけません。
逃げるように丸投げすれば、何らかの形で、結局自分に最悪の部分だけが戻ってくるでしょう。


また、丸投げしてうまく出来る人もいますが、そういう人は当然レベルの高い人材です。
創業期の会社にそんな人が入ってくるという期待はしない方がいいでしょう。
入ってくるとしても、相当な高給が必要です。


だから、トッププレイヤーとして、あなたの判断基準を全て盛り込んだマニュアルやシステムが必要になります。
単純な作業まで落とし込んだ状態で、仕事を任せられるようにするわけです。

2:キャラクターを通じて自分を管理する

また、プロフェッショナルとしての自分のキャラクターを確立するという手もあります。
自分自身すら、仕組を通して管理するということです。


自分はプロとしてどういう言動をすべき人間か?
会社の顔として、どうみられるべき人間か?

そういったキャラクターを設定して、「演じる」ことで、常に自分を客観的な対象として見ることができます。


もちろん、起業の動機である、自分の情熱や社会に対する課題意識などを元にしてコンセプトを決める必要があります。


特に、上述のプログラマーのように、

自分はプログラム開発だけやっていたいんだけど・・・

どうしても人と接する仕事もセットでついてきて、それでいてまだ自分以上にできる人材がいない。

客も自分との接触を求めている。

そんな場合に有効です。


ビジネスの席では色々な話がでますが、そこにいるのはあくまでもあなたの設定したキャラクターです。
何かを否定されても、拒絶されても、厳しいことを言われても、あなたのアイデンティティーが否定されることにはなりません。


キャラクターの設定が間違っていただけのことで、原因を追及して、微修正すれば次は大丈夫でしょう。

まとめ

以上、燃え尽きないための2点でした。

自分の意志を貫いて起業するなら、それが何を意味するのか?

よく考えてみてください。

大好きな仕事が、ずっと大好きでいられるように、大事に育てていってください。

ではまた!


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