会社をやめて起業したらこうなった!サラリーマン時代との違い、変わること まとめ

コーヒーを片手に仕事する人

人生を変える大きな決断とも言える起業。
会社員から起業家にジョブチェンジするといったい何がどう変わるのか?
漠然とした不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

しかし何事も備えあれば憂いなし。
お金のこと、意識のこと、自由と責任などなど・・・
ここでは、あなたが起業してから「こんなはずじゃなかった!」となる前に、知っておいて欲しい点を徹底的にまとめています。

やりがい

まずなんと言ってもこれでしょう!
好きな仕事ができるようになります。あなたの情熱を形にできます。

仕事が増える

デメリットもあります。まず浮かぶのは、今まで考えなくてもよかった業務が発生することです。

経理や事務作業などのバックヤード的業務も自分でやることになります。
起業準備中や起業後は商品・サービス作りや販路の確保で、ただでさえ忙しいのに、どんなに細かい雑務でも全部自分でこなさなければいけません。
これが意外に厳しいという人も多いです。

自由と裁量が手に入る

どんな仕事をするか、何故するかも含めて自分で決めることが出来るようになります。
稟議書や決裁不要で事業方針を全部決めることができます。
「今日は休みだ」と言えば、良くも悪くも、その通りにできてしまいます。

また、仕事を自分で選ぶことが出来るため、本当にやるべきだと思う仕事に集中することができます。
誰かに仕事を強制されることもありません。

自由と責任の範囲が変わる

もちろん、裁量という自由度が増す分、責任も増えます。
自分の裁量で仕事ができる。何をするにも全部自分で決める。
人生は元々そういうものだと思いますが、名実ともに全てが自分の責任になります。
「その件は上司に相談してご回答申し上げます。」とは言えなくなるということです。
「責任は取ってやる。全力でやってこい」というセリフも聞けなくなります。(サラリーマン時代にも聞いたことがないかも?)

また、起業家になれば最終意志決定をする責任が生じます。
一緒に始めたパートナーがいたとしても、自分が社長なら最後は自分の責任で決める覚悟が必要です。意見は聞いて議論は尽くすとしても、誰かの意見に依存したり頼ったりする心を捨てなければいけません。「船頭多くして船山に上る」を防ぎ、一貫性をもって、スピーディーに成長していくことが、創業後のビジネスには欠かせないからです。

全体を見る目が必要になる

今までは自分の職務を遂行するための技術があれば事足りていたかもしれません。しかし、起業したらどんなに小さくても「社長」になります。
社長になったら、個別の戦術に加えて、

事業全体をどういう方向に持って行きたいか?
限られたリソース(自分の時間や自分のお金、借りたお金)をいかに配分するか?

といった全体を見るための視点を持つ必要があります。
サラリーマンから社長業に移行すると、いきなり職務の幅が何倍にも膨れあがることは意識しておいて下さい。

勤務時間の制限がなくなる

労働基準法は労働者のためのものです。

起業家なら好きなだけ働けます。

私の周りで成功している起業家はもれなく長時間労働です。もちろん、体が資本なので無茶して働くということではなく、常に事業に専念しているということです。だからこそ、起業するときには自分のやりたいこと、情熱の持てることを考えることが必要なのだと思います。
起業後、事業を軌道に乗せるまでのエネルギーは、あなたの情熱以外には無いからです。
量が質に転化するほどに働いて成功をつかんで下さい!

お金

結果次第で高収入も可能で、稼いだお金をどう使うかの決定権が手に入ります。
しかし、お金に対する意識の変革も必要です。
まずは毎月給料が入ってくるという意識を削除します。自分で事業をするなら、売上げにはアップダウンがあり、波があるのが普通だと思って下さい。
収支がマイナスという月もありますが、アップがあるという面は良いところです。

また、毎月給料が入ってくるならそれを予算として、その中で生活していく「節約志向」が功を奏していたかもしれませんが、この点も変える必要があります。

お金は節約して貯める、という意識から、明日に活きることに「使って」事業を伸ばす意識に変えていく方が良いからです。
もちろん、依然として

・不要なものには極力お金を使わない
・固定費は下げる
・同じことを安く出来る方法がないか考える

などの節約マインドは大事です。

経営者にはそれと同時に、事業の効率を上げたり、見込客を増やしたりするための投資マインドもバランスよくもつことが求められます。
ビジネスは、大げさに言えば、「いくらの元手でいくら稼いだか?」という活動です。これはすなわち、投下したお金に対するリターンを測ることを意味します。起業家には、投資家の視点も必要というわけです。

不確実が日常になる

起業家になると、周りのあらゆるものが自然現象並みに不確実になります。

大きな売上げが立っても代金を中々払ってくれないお客さんがいるかもしれませんし、大事な商品の仕入れの納期を守れない納入業者が出てくるかもしれません。

起業家は安定志向を捨てる代わりにチャンスを取りに行くものだと考える意識や、予期しないことがおきても折れない心が必要です。

といっても、起業とはそういうものだと割り切って、想定したり、準備したりすれば良いだけのことです。

自己管理が難しい

時間の管理

まず、時間の縛りがなくなるのはメリットでもあり、デメリットでもあります。

健康管理

健康の管理は文字通り生死を分けます。有給休暇というものが無くなるため。どんな状態でも、仕事を回していく必要があるという覚悟が必要です。だから、まずは自分がいなくても最低限会社が潰れないような仕組みを考え、なんとかその状態を作り上げることに専念してください。

命令系統も消える

最高指揮官になるというのは、もう自分に命令する人がいなくなるということです。自分で決めたことですら、守らなくても何の罰則もありません。
一旦「明日でいいや」が始まると歯止めがきかなくなる可能性があります。もちろん、やらなくて良いことは後回しにする選択眼も必要ですが、本当に大事なことを見分けて自分のルール通りやりきる強さが求められます。

大きな企業に勤めていた場合の注意点

考え方、基準などがスモールスタートアップとは全く違うことを意識する

特に、起業家に求められるのはスピードです。

大がかりなマーケットリサーチをしたり、完璧な製品開発をするよりは、ある程度の段階で売り出して初期のユーザーを巻き込んで改良していくくらいの行動力が大事になってきます。

また、会計や経理についても大企業とスタートアップ起業では求める方向が違います。大企業なら公認会計士が社会や株主への透明性、公平性、健全性などを重視して監査をしますが、中小企業では税理士が、適正な税務申告のための会計をします。

1円の経費についても完璧に仕分けなければいけない、というような意識が当たり前になっていても、小さな会社で同じように経理をやらなければいけない訳ではありません。

戦い方が完全に逆になる

弱者の戦略という言葉を聞いたことがあると思いますが、通常起業家が取るべき戦略はまさに弱者の戦略です。
大企業なら広域広告、マスマーケットに適した商品開発や商品ラインナップの構築が当たり前だったかもしれません。

しかし、よほどのことが無い限り、起業当初のあなたは弱者中の弱者だと思った方がいいです。

良い悪いではなく、それなりの戦い方があるというだけの話です。
ターゲットを絞って、自分の持っている強みを最大限活かした差別化をする。
無駄な経費を極力抑えてスピードを重視し、大企業が出来ないような「手間のかかること」、「規格化が難しいこと」の分野で、顧客との直接交流を基盤にした事業展開をしていくことになります。

看板が外れる

サラリーマン時代の社名と肩書きは名刺から外れてしまいます。
「~~社の課長だから」会ってくれていた人もいるということは念頭に置いてください。

名も無いベンチャー企業では、名刺を出しても圧倒的に相手にされないケースが増えます。

また、これはお客さん以外にも当てはまります。

特にクレジットカードを作りたいと思っても、起業後は中々審査が通らないケースが多くなります。

信頼を一から築く必要があるわけです。

リスク

銀行借入などをするなら、資金調達に個人的な保証を求められることがあります。
実際、3割程度の起業家は自分や家族などの個人財産を担保として提供しているという統計があります。
起業3年以内の手取り収入で、年収1,000万以上を得ている人は約14%です。リスクに見合わない収入で事業を回していくケースも多いということです。

有利になることもある

業務の効率化をめざし、スピードを上げて無駄を排除していくという考えはどこの企業でも重要事項ですが、小さな会社ならフットワークが軽いことが強みになります。

また、起業したら「仕事は人が持ってくるという考え」がますます大事になります。

ネットビジネスでも、その裏にはリアルな人間がいます。ビジネスは人の営みであるという根底が変わらない以上、お客さんの声を聞いて大事にするのはビジネスにとって欠かせません。

起業家には、直接お客さんの声を聞けるという非常に有利な点があります。積極的にお客さんに関わって、商品を磨き、信頼を築くことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

サラリーマンから起業家になると・・・

・やりがいのある仕事ができる
・自由と裁量が増える反面、責任の範囲が増える
・今までに無かった仕事が発生する
・今までと違う視点と覚悟が必要になる
・働く時間の制限がなくなる
・お金とのつきあい方が変わってくる
・不確実への耐性が求められる
・自己管理に注意が必要
・大企業の論理は通用しない
・大きなリスクを背負う場合もある
・もちろん有利になることもある

といったところでしょうか。

あれこれ書きましたが、実はそれほどたいしたことではありません。
もし、これだけ読んで「面倒だな、起業するのやめようかな?」と思った人は本当に考え直した方が良いかもしれません。

「面倒そうだけど、やってみたいな」と思った人はそれだけで適性があると思います。
結局、起業当初のエネルギーが一番必要な段階では、知識とかスキルよりも、あなたの情熱がものを言います。
情熱をもって、楽しみながらでなければ壁を越えるのが難しいからです。

あなたにやりたいという気持ちさえあれば、形にできる可能性があります。

是非トライしてみて下さい。


コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です