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自分の強みの見つけ方 起業テーマを決める時の4つの方向性

自分の強みは何だろう?

自分には強みと言えることなんか無いよ!

起業を考える人なら、一度は自分の過去を振り返ったりして自分資産の棚卸しをしたことがあるのではないでしょうか?

考え方を間違えると、

「よくある強み発掘の手順に従ったけど、私には結局、何も特別なものなんてなかった・・・」

という結果になることも多い「強み探し」ですが、自分の中に特別なものが無くても悲観しないで下さい。

 

そもそも、そんなものがあったら「強み診断」など使う前に自分で何となく気づいていると思いますし、ビジネス上の強みというのは、競合や、お客様との位置関係で決まるものだからです。

 

強みは自分の中だけに求めなくても良いし、No.1を誇れるようなたスキルが無くても見つけることができます。

強みというのは、無理矢理にでも作り出すものです。

 

早速見ていきましょう。

 

-目次-
1:一点を極める方向
2:かけ算でレア度を上げる方向
3:自分の外にある強みを探す方向
4:自分の弱みから考える方向
まとめ

 

目次

1:一点を極める方向

この方向は、ある意味一番最初に思いつくルートだと思いますのでさらっと読んで頂ければOKです。

 

例えば、経営コンサルティングという商売を考えてみて下さい。

経営コンサルの中身は、

財務、人事、業務オペレーション、営業、経営戦略、などといった様々な要素で成り立っています。

 

自分も何かコンサルやコーチングの分野で起業したいな、と考えた場合、一番近道なのは仕事の内容を細かく分けていって、どこか一カ所を極めることです。

 

もし、営業のジャンルを選ぶならその中にもウェブ系、リアル系という分かれ道があり、そこからウェブ系を選ぶなら、SEO集客、SNS集客などがあり、さらにアメブロ集客がある、といった感じで掘り下げていくことが出来ます。

 

アメブロ集客の中にも、デザインカスタマイズ、プロフィール作成など様々なノウハウがあり、中でも「アメブロユーザーを惹きつけるプロフィール」を作成するコンサルティングに特化してNo.1を目指すというのが、一点を極める方向です。

 

もちろん、そこで圧倒的な競合がいる場合や、需要がない市場なら別のところに絞っていく必要があります。

 

2:かけ算でレア度を上げる方向

もう一つの方向は、二つ以上のジャンルを掛け合わせることで強さを上げる方向です。

 

例えば、私のクライアントに不動産会社の社長さんがいるのですが、今時売買の仲介で食っていくのは大変だそうです。

しかしそこに「温泉の権利に関する知識とノウハウ」が組み合わさることで、比類無きレアな不動産屋として、特定のお客様に好評を博しています。

もちろん、温泉権を研究している大学の教授などに比べたらそちらの方が知識は上ですし、不動産売買の仲介業者は星の数ほどいるのでそこでも特殊性はありません。

しかし、普通のことを2個掛け合わせただけで相当の優位性を確保することが出来ているわけです。

レアな立ち位置であれば何でも良いわけではありませんが、必要な客数が取れるだけの市場があって、一人勝ちできるなら問題無く起業できます。

 

3:自分の外にある強みを探す方向

次は、強みが自分の中になくても別に問題無いという方向です。

要するに、他人の強みを探してくるということです。

強みというのは自分の中から出てこなくても良いという考えを頭のどこかに置いておくと役に立ちますし、大分気が楽になると思います。

 

今後ブームが来そうな商売の種を見つけたとして、自分には全く関連した知識やノウハウがない場合はあきらめる人も多いでしょう。

しかし、誰か詳しい人を探してきて自分のビジネスに巻き込んでしまえば、全体として強みは確保することが出来ます。

 

そんな強みのある人が、何もない自分になぜ協力してくれるのか?

と思うかもしれません。

 

でも自分で能力がある人の多くが実際、就職という道を選びますし、興味があっても自分で責任を負って起業したいと思っていません。

運営の部分や会社の代表をあなたが担当するということで、お互いに補い合うことができるわけです。

雇用という形で給料を払う余裕がなければ、利益を分け合うという条件で参加してもらう道も考えてみてください。

 

そろそろ気づいてきたと思いますが、この記事を読んで頂いているなら、あなたは「起業したいな」という考えを少なからず持っているはずです。

実はその考えを持つとこと自体が、「レア」だということを知っていましたか?

 

「起業家を目指す!」

これが、最初にあなたが持っている強みですよ!

 

4:自分の弱みから考える方向

これも、他人の強みを活用する方向ですが、上記の3とは考え方が少し違います。

今度は強みを探してくるのではなくて、自分の弱みを消していこうという方向です。

 

企画力はあるけど、自分のこととなると客観性が持てない人もいます。

知識やノウハウはあっても、お客さんが来て忙しくなるのがイヤで売り出さないという人もいます。

 

実は、自分で強みだと思っていることがあっても、その強みを打ち消すような弱みを持っているために起業に乗り切れない、というパターンも少なくないのです。

 

そんな時は、自分がやりたいことにブレーキをかけている原因を見つけて、誰か得意な人を連れてきてしまいましょう。

 

人は「~をしたい」と「~をしたくない」の二つのエンジンで動いています。

この両方がかみ合うと、文字通り身動きが取れなくなってしまうので、無理しないで「~したい」ことだけに専念出来るならどうか?

と考えてみて下さい。

 

まとめ

今回は、起業のために自分の強みを「探す」方向を4つ考えてみました。

1:一点を極めてそこでは誰にも負けないようにする
2:「そこそこ」の強さを2つ以上掛け合わせて、レア度を上げて一人勝ちする
3:他人の強みを活用して、事業全体での強さを確保する
4:自分の弱みを消して動き出せるようにする

自分の強みと言っても、ビジネスを始めるなら事業全体で強みを持つことが大事なのであって、自分個人にすさまじい強みが無くても大丈夫です。

もちろん、ビジネスとは人の問題を解決する営みなので、どんなに強くてもお客様がいなければ話になりません。

商売のネタを考える時は、いつでも具体的な誰かを頭に描きながら進めて下さい。

 

最後に、自分には強みなんかない、と悲観しないでOKだということを繰り返します。

「起業したい」と思えるだけで、あなたは相当レアな人材です。

 

ではまた!

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この記事を書いた人

田畑ゼミ主催者。

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