上を目指し、自由を求める人なら、日々夢の実現や目標達成を目指して努力を積み重ねていることと思います。
筋トレしてシェイプアップしたい!
資格試験に合格したい!
副業を始めてお金を稼ぎたい!
しかし!夢を叶え、目標を達成するために、一度は考えておくべき大事なことがあります。もちろん考えてばかりで行動しないのはダメですが、なかなか目標が達成できず、その理由もわからないまま走り続けて消耗してしまう人もいます。
今回はそうならないよう、目標達成のためには欠かせないステップをお伝えします。
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-目次-
自分が何をやろうとしているのか理解しているか?
目標を達成できない理由
うまく行くときは追い風が吹くようにうまく行く
まとめ
自分が何をやろうとしているのか理解しているか?
経営戦略でも、コンサルティングでも必ず始めにすることは何か?それは現状分析です。現状をつぶさに観察し、情報を収集することでようやく仮説をたてて、打ち手を考えていくことができます。
これは個人の夢や目標にも同じことが言えます。夢を叶え、目標を達成するための大切なステップとは、「自分がこれからやろうとすることを理解する」ことです。
例えば、資格試験のために勉強しているなら、自分がこれからやろうとすること=「試験合格!」でしょうか?
もちろんそれは要素の一つですが、自分の価値を高めてくれるような資格試験に受かるには、それ相応の努力が必要です。
その資格は、自分にとって、そこまでして欲しいと思えるものか?
その試験に受かったその先には、今と違うどんな素晴らしい生活があるのか?
今この資格を取らないと失われる未来は何か?
ここまではっきりと考えて、自分が納得できるレベルまで理解する必要があります。
しかし、やってみるとこの作業は意外に難しい時があります。それは、人というのは、自分のことを客観的に見ることが出来ず、意外にも自分のことがよく分かっていないからです。
目標を達成できない理由
以前、私が相談を受けた「Nさん」の事例をご紹介します。今回のご相談は、なかなか宅建(宅地建物取引主任者資格試験)に受からないという内容でした。
Nさんは日々一定時間の勉強もしていて、その他過去に取得した資格試験のレベルを考えても、受からないのが不思議なくらいでした。そこで、勉強の仕方などの分析を一旦切り上げ、Nさんにとって宅建とは何かを詳しく聞かせてもらうことにしました。
すると、意外にも心の底では宅建を取ることをあまり望んでいないことが分かったのです。ご実家の家業が不動産業であり、以前からご家族のご意向もあって宅建を取るのが半ば当たり前のシナリオのようになっていたそうです。
しかしNさん本人としては、今後別の道に進みたいという興味が出てきていて、資格をとったらとったで、今度は新たな問題が生まれるだけだということが分かりました。
Nさんは2年間もよく分からないまま、取りあえず試験勉強を続けていました。そうならないために、もっと早い段階で、これから目指す目標が、自分の望むことなのかどうか考えるべきだと実感しました。
うまく行くときは追い風が吹くようにうまく行く
物事がうまく進むときは、意外なほどスムーズに行くことがあります。
最高に順調なケース
よく成功者のインタビューで「実感がわかない」という声を聞いたことがあると思いますが、まさのその状況です。
ただ、多くの場合は別に追い風が吹いてるわけでは無いと思います。あらゆる邪魔や矛盾が最小限なだけで目標達成には十分です。「実感がわかない」というのは、目標達成までのルートで、普通ならありがちな、周りの反対意見とか、心の葛藤、経済事情等の制約が無い場合、「気付いたらゴールしていた」という状況ではないでしょうか?
このように、ゴールするまで何も邪念が浮かんで来ない場合はそもそも、成功の条件が整っているので、自分の目指すところが、自分が本当に望むことかどうか考えるステップは済んでいます。
そんなに順風満帆じゃない場合
しかし、物事はいつも順調とは限りません。例えば、目指していた試験に一発合格出来ないこともありますが、当然あきらめる必要はありません。
そこで、少し立ち止まってみて、今目指している目標を達成したあとの、
自分の人生像がはっきり見えるなら、
そしてその像が自分の求めるものだと分かったなら、
また走り出せばいいだけです。
自分の目標が、自分の求める人生に繋がっているか?という大事な問いは、繋がっている度合いが高いほどすぐに答えがでます。
このステップは別に時間をかけるものでも無いですし、もしあまり時間がかかるようなら、それ自体、何かおかしいことがあるというサインです。それが一体何なのか、今度は時間をかけて自分に問いかける必要があります。
まとめ
今回は、夢や目標を目指して走り出したあと一度は、自分が進む先に自分の求めるものがあるのか考えてみよう、というお話でした。
夢や目標として設定したからには、それなりの理由があるはずですが、時にはその理由が自分の中から出た理由では無いこともあります。
また、一つの目標が達成できないからといって人生終わりではありません。そんな時、私はむしろ自分に合わないものを切り捨てることが出来てよかったと思っています。時間は限られていますから、自分が最大限望む方向に、力を集中するのが一番です。
努力を惜しまず、頑張っているのになぜか結果がでない。そんな時には少し立ち止まって、この先には自分が心から望む未来があるのか?見定めてみて下さい。
ではまた!