先日、近所のTSUTAYAの駐車場ですっ転びました。
いい年をして擦りキズを作ってしまいましたが、何か大事なことを思い出した気がしますので共有したいと思います。
今日のテーマは、転ばないように気をつけよう、ということではありません。同じ「気をつけよう」でも、「それが何を意味するのか気をつけよう」ということです。
今回私が転んだのはある意味、転ぶべくして転んだとも言えます。事前に、「気をつけて」いればこんなことにならなかったはずです。
大きな問題が起きる前には予兆がある
ハインリッヒの法則をご存知でしょうか?1件の重大事故の陰には、29件の小さな事故と300件のヒヤリ・ハットがあるという法則です。
ヒヤリ・ハットというのは、事故には至らなかったものの、ヒヤリ、またはハッとするような、事故寸前の危なかったケースのことです。
私が転ぶまでにさんざん出ていた予兆とは?
先日、デザイン重視で靴を買ったのですが、しばらく歩いていると、どうも足に合わないようで珍しいところが筋肉痛になっているのに気付きました。サイズが合っていないのか、靴をいちいち足で持ち上げて歩いているような歩き方になっていたと思います。
そのうち慣れるだろうと思っていたものの、少しショッピングセンターを歩いただけで、足先に力が入らないくらいの筋肉痛になり、整骨院に行って見てもらった程です。
家族からも、その靴は止めた方がいいと言われていたのですが、私はまだ筋肉なら鍛えれば慣れると、気軽に考えていました。(整骨院の費用がかかる時点で、もう新しい靴を買った方がいいのではないかと思うべきですが・・・。)
それは私が、単なる靴ズレのレベルを超えた、「その先」があると読めていなかったからです。
小さな予兆を無視すると高いものにつくかもしれない
そんな訳で、合わない靴をはき続けた私は、普段ならつまずくはずのない、駐車場の輪留めで転ぶ羽目になりました。
ちょうど右手にはiPadをむき身でもっていたので、一瞬割ってしまったかと焦りました。以前、iPodの液晶を割ったことがあるので、嫌な予感がしましたが、幸い今回はセーフでした。
変なことにこだわったり、ちょっとした点でケチったり、あるいは小さなことだと思って判断をうやむやにして先送りにしたりと、そういったことで、最終的に高いものにつくことがあります。
私の場合、今回はセーフでしたが、そんなに高くない出費について、ちゃんとした結論を出さなかったために、もっと大きな被害を受ける可能性を見逃していたことになります。
もし、あなたにもそういうことがあれば、今すぐ正しい判断と行動をして、小さいうちに懸念や問題を刈り取ることをお勧めします。
予兆を見逃さない
では、実際に大きな被害が出ないようにするにはどうすれば良いのか?
それは予兆を見逃さないことです。
ハインリッヒの法則のとおり、事故が起きる前にはヒヤっとする経験がつきものですが、私はヒヤリ・ハットの前の段階にも「かすかな予兆」があるのではないかと思います。
例えば、自転車に乗っているときに、ブレーキの握り具合が何かいつもと違う気がする、といったような場合です。大抵こういう「かすかな予兆」は、問題が常に目に見えて現れるわけではありません。ちょっと経てば、ブレーキがいつも通りになっていたりするので、「気のせいか?」で済ませることも多いでしょう。
しかし!大事なのはここからです。
もしまたもう一度、同じことが起きたときに気づけるかどうかが、その先の人生を分けることに繋がることもあるのです。再度、ブレーキの握り具合が変だけど、少し乗っていると直る、といった状況が起きたときに、異変の可能性を察知できるかが肝です。
私は、短期間に珍しいコトが2回起きたらそれが偶然ではない可能性を疑うべきだと思っています。楽観主義は良いことだと信じていますが、偶然を頭から信じるほどお人好しではいけません。
そこで自転車を点検に出して、何でもなくても、別に大きく失うものはないはずです。
まとめ
大きな問題が起きる前には、大抵ヒヤっとする経験や、さらにその前の段階でかすかな予兆があるものです。そういったサインに気づき、気づいたときには小さな問題でも、その問題が起こす可能性のある大きな問題にも目を向けるようにしてください。
・自転車からいつもと違う音がする
・家族、パートナーが話したいことがあると言っているのに、中々聞く時間がとれないでいる。
思い当たることがあれば、今すぐ確認だけでもしてみてください。予兆を見逃さないよう、アンテナ感度を高めて生きていけば、問題は小さいうちに摘み取ることができます。
ではまた!