誰だって、どうにもやる気がでない、気分が乗らない、という時があると思います。
もう聞き飽きたかもしれませんが、夢を叶え、目標を達成するためには、あきらめないで努力を積み重ねて行くのが王道です。
今回は、あきらめないで続けていくためには欠かせない、「モチベーション管理」についてまとめました。私自身、自分の気まぐれと戦いながら、それでも結果を出していくにはどうしたらいいか、かなりの時間を費やしてきました。
この6STEPは私が受験勉強をしていた時も、事業を起こした時も、ずっと試行錯誤しながら使ってきたものです。
「田畑さん、生まれつき頭がいいんでしょ?」
そう言われることもよくありますが、私もはじめから成績が良かった訳ではありません。仕事を始めた頃もかなり苦労しましたが、このステップに従って、1ミリでも前に進もうとしてきただけです。
やる気が出ないときは無理をしても意味がありません。効率が悪いだけなので視点を切り替える必要があります。
あなたの時間は本当に貴重なものです。
気分が乗らなくても、だらだらと過ごすよりは、何か少しでも明日に繋がることをしたいという時、この記事を読んでみてください。
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STEP1 時間や分量を決めて少しだけかじる
やるべきことがあるなら、少しだけかじってみるのがおすすめです。
・数分だけやってみる
・1ページだけ読んでみる
・目次だけ見てみる
それでやる気のスイッチが入ることがあります。
例えば15分だけこの件について情報収集してみよう、と決めて、その時間だけはその件に向かいます。15分経ったらやめてもいいし、やる気になっていれば続けてください。
大体、目の前にあるタスクが大きすぎると、やる気が起きにくくなります。一旦取り組み始めたら、大変な戦いが待っているというのが最初から分かっているからです。
そんな時ほど、タスクを細分化してハードルを低くしていくと効果的です。
本当に抵抗感のあるタスクなら、15分ではなくて、10分でも、5分でも、「そのくらいなら、やってみようかな」と思えるところまでハードルを下げて、まずは少しだけでも取り組んでみることをお勧めします。
STEP2 既存の流れにのる
ほんの5分だけでも取り組む気になれないと感じてしまったら・・・
そのタスクは、今日初めて取り組むものではありませんか?
新しい情報は、ただでさえ頭に入ってきにくいことがあります。
ましてや、やる気レベルが低いときに、新しいことにトライするのはお勧めできません。
そこで、自分の抱えているタスクの中から、既に着手しているもの、慣れ親しんだ作業で解決出来るものを探してみてください。
既存の流れ上にあるタスクを見つけるということです。
書きためたメモを整理するとか、大事だけど普段あまり取り組めないようなことをやってみるのもいいと思います。
関連記事:やる気が出ないとき、勉強や仕事はどうすればいいのか? (第17話 夏バテ)
STEP3 気がかりの種を見つける
それでもどうしても気分が乗らないときはあります。
そんな時、特に重要な仕事や判断はしてはいけません。下手に決断をするより、むしろ何もしないほうが、ましだった、ということもあります。
何かに集中できないのは、別のことが気になっているからかもしれません。
今、何が一番気になっているか?
よく考えてみてください。
自分がやるべきノルマやタスクがあれば、一覧を一つずつ見ていって、思わず目をそらしてしまいそうになるものがないか、自分に問いかけてみます。
人間は気がかりなことがあると、どうしても今に集中することができません。何か気になっているタスクや案件があるなら、まずはそれを片付けてしまいましょう。
気がかりなことなんか無いけど、全般的に気分がのらない、という場合は次のSTEPへどうぞ。
STEP4 気分転換をする 環境を変える
気分を変えるのに効果的なのは、環境を変えること、体を動かすことです。
簡単に言うと「散歩」です。
歩くという動作は血流の改善を促し、脳に必要な栄養を送ってくれます。
結局、やる気や、気分も、脳内の化学物質の影響を受けているので、体を動かすことで、気分を変えるというのは効果があるはずです。
散歩をしながら色々なものを目にしたり、耳にしたりすることで、やってみようと思えることが見つかる可能性もあります。
STEP5 全力で休憩する
もうそろそろ、取れる選択肢も限られてきます。
ここまで来たら、一旦すべてを解放してみてはどうでしょうか?
頭をリフレッシュするための、休憩時間を設けてみてください。
しかし、ここで大事なのは休憩にも作法があるということです。
その作法とは、脱力することに一点集中することです。だらだらと、のんびりするのではなく、時間を決めて、全力で休憩します。
たとえば、好きな音楽があるならそのときの気分に合った一曲を選んで、その世界に浸りきってください。
この「全力休憩」の効用は、何かに集中するという頭の動きを創り出すことにあります。
だから、もしこの段階まで来ているなら、本当に没頭できるような、好きなことをやって下さい。
(参考記事:好きなことをして集中力を鍛える! 簡単だけど奥の深い訓練方法)
STEP6 最後の手段
5つのステップを試しても、どうしてもやる気が出ないなら、とうとう最後の手段です。
それは寝ることです。
ただ、寝る前にちょっとした儀式が必要です。
自分が抱えているタスク、やらなければいけないことについて、自分に質問するという儀式をしてから寝てください。
ここでも、「3分だけ」というように時間を区切って、
・このタスクはどこから着手したら効果的か?
・このタスクをしなければいけない理由はなにか?
・このタスクが目指すところは何か?
・このタスクは、何と何をやったら完了できるか?
・もっと他の方法で、このタスク自体をやらなくていい状態にできないか?
といった質問をしてから寝るという流れにします。
ここでも、短い時間をセットするのがコツです。
それだけやれば後は寝て良い、と思えばその間だけ、本気で考えようと思えるからです。
あとは寝るだけです。
課題意識をもつだけで、寝ている間に、頭が整理されて、起きたら考えがまとまっている、ということはよくあります。
面白いことに、
「もう寝て良いんだ!」
と思った途端気が楽になって、あれこれ質問している3分の間に、やる気のスイッチが入ることもあります。
そういう意味でも最後の手段です。
え、寝る時間がない?
そういう人は取りあえず食べてください! 脳は体の中でも一番エネルギーを使う臓器です。エネルギー不足では力が発揮できません。
まとめ
今回は、やる気が出ないときの6ステップでした。
STEP1:時間や分量を決めて少しだけかじる
STEP2:既存の流れにのる
STEP3:気がかりの種を見つける
STEP4:気分転換をする 環境を変える
STEP5:全力で休憩する
STEP6:寝る
是非試してみてください。