ビジネスマインド コラム:過酷な検査入院を体験した人の言葉に学ぶ 情報発信のあるべき姿

先日、日頃お世話になっている方のお見舞いに行ってきました。そこで伺った話の中には我々の仕事にも通じることがありましたのでお話します。

特にこれから、双方の顔が見えにくいと言われるネットビジネスを始めようとしている人には必須の考え方かと思います。

今回の記事は、自分の身に降りかかれば当たり前のようなことでも、意識して習慣化しなければ忘れてしまいそうなことの好例かもしれません。

目次

検査入院で一番辛かった事とは?

まず、入院が必要な検査とは何なのかと思いましたが、概略だけ書くと、ある臓器の状況をスコープで確認し、いくつか細胞を採種するという内容の検査だったようです。

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お話によると、痛いとか、苦しいといった肉体的な苦痛より、その過程に不満があったとのことです。検査中の説明が乏しいことが一番辛かったという話を何度もされていました。
 icon-angle-double-right 今何をしているのか?
  全体行程の中で今どこにいるのか?
今何が起きているのか全く見えず、苦しい思いをする不安は想像を絶するものがあります。

ネットビジネスにあてはめると?

そう思いながら、この話は我々のビジネスでも他人事ではないと感じていました。ネットを使ったビジネスが怪しいイメージを持っているのは、お互いの顔が見えにくいのが一つの原因だと思います。

そんな中で、お客様の信頼を得て関係を築いていくには、十分な情報発信や説明を行い、相手側の不安を一つ一つ取り除いていくことが出発点です。具体的に2例挙げて考えてみます。

例1 心から納得できる取引が将来性を高める

これからの時代の商売で大事なのは一人のお客様との長いお付き合いの中でより多くのリピート売り上げを立てていく姿勢です。

あえて間違った方向に危機意識を煽って、本当は望まない商品などを売ってしまったら、遅かれ早かれそのお客様は後悔するはず。リピートどころの話ではなく、悪評すらたって向かい風が吹いてしまいます。

ちょうど今回のお見舞いでは検査や治療の話より、説明不足の話がメインだったことを考えれば、同じことが起きるのは簡単に想像できます。商品やサービスを売り込むなら、お客様が心から納得して買ってもらえるよう十分な情報発信をしていくべきです。

例2 伝えるための工夫

ブログ記事でも、動画セミナーでも相手に何かを伝えようとするときに大事なのは伝え手の工夫です。これから何を話すのか、今話すことはあなたにとって何の意味があるのか、伝えながら進めて行くのがわかりやすい構成だと思います。

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さらに、今話している内容は全体の中でどのくらいの重要度なのか、分かりやすく伝えることで、話の緩急をつけることができます。聞く側も集中すべき部分に、より高い集中力を注ぐことができるようになります。

具体的にどうやって?というのは簡単です。
  「今日のセミナーは~~について、こういう構成で進めていきます。それぞれの章の役割は~~です。」
  「この話をマスターすれば、あなたは~~が分かるようになります。」

  「これから第~章の中でも一番大事なことをお話します。」
  「ここはノート取らなくていいので前を見てください。資料は後でPDFで届きます。」
  「ということで、今日は~~が大事な理由を3つお話しました。今すぐ3点だけ、メモしておいてください」

といった簡単な説明を随所に織り込んでいくだけです。

よく、セミナーですごいノートを取りまくって話を聞けてない人がいますが、あれはその人の姿勢だけでなく、話し手、伝え手の問題もあると思います。どんな人でも集中力は無限に続かないので、事なことに意識が向けられるような伝え方の工夫があるべきです。

まとめ

伝えるための工夫。
それは相手を思いやる気持ちをもとに、今少し手を伸ばすことだと思います。
  この話は聞き手、お客様にどのような意味があるのか?
  今何の話をしているのか?
  その話は全体の話の中でどういう位置づけなのか、重要度はどうなのか?
こういったことを伝えつつ
  お客様が心から納得できるているか?
  不安なことはないか、懸念事項が残っていないか?
丁寧に確認しながら話を進めていくのが正しい情報発信であり、売り込みであると、私は考えます。

また、日々の出来事にはあらゆる学びが含まれていることも思い出させて頂きました。

日々学んで工夫を重ねていきたいものです。

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この記事を書いた人

田畑ゼミ主催者。

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